蒸しほや
宮城県の特産品のほやを蒸しあげました。朝に獲れたホヤを高鮮度のまま、その日のうちに自社にて下処理し、じっくりと蒸し上げました。
【そもそもホヤって何?】
海のパイナップルと称され、夏の海の味覚としてなくてはならないホヤ。その独特の風味は食べなれた人であれば中毒性ある味わいが魅力の食べもの。また、ホヤを食べた後に水を飲むと口中に甘く爽やかな味わいが広がる事から「お酒との相性が抜群に良い」のも有名です。収穫まで3〜4年も掛かるホヤの8割以上が宮城県で養殖され水揚げも日本一。古くから宮城県沿岸部の地域中心に愛されています。
【鮮度がいのち】
ホヤは好き嫌いが激しい食べ物。苦手な方の多くが「臭くて苦い食べ物」というイメージですが、ホヤは鮮度が悪くなるのが非常に早く、鮮度が悪くなるにつれ嫌な臭いを放ち苦味も増します。昔は物流や加工技術が今ほど優れておらず、鮮度が落ちてしまった臭いホヤを食べていたそうで嫌なイメージが浸透してしまいました。当社では高鮮度を維持するために、早朝に浜から水揚げされたホヤを漁師から直接仕入れ、水揚げから5〜7時間の内にした処理〜加熱〜凍結@まで行っています。いかに早く加工処理するかでホヤの美味しさが左右されるのです。そうして高鮮度のまま処理された当社のホヤは臭みや苦味が少なく、頬張れば磯の風味と甘味・うま味が口いっぱいに広がります。
(注意)外殻は食べられません。内側の黄色く柔らかい部分が可食部です。殻から剥がして内側のみをお召し上がりください。